ケアンズからシドニーに移動し、新婚旅行もいよいよ終盤です。
シドニーには2泊したのですが、真ん中の丸一日空いている日は、
IEC【山】エコツアー 世界遺産ブルーマウンテンズ&世界最古の鍾乳洞ジェノラン・ケーブ<日本語ガイド>
に参加しました!
丸一日かけた大充実のツアーでした!この記事では体験記を記載していきます。
Contents
まだ薄暗い早朝に出発!
集合時間はなんと朝6:30!
宿泊先のホテルから徒歩3分ほどのホテル前に集合です。
おそらくですが、同じツアー参加者でそちらのホテルに泊まっていた方が最初に予約したのでその場所になったのかな?と思います。
まだ薄暗いシドニーの朝、
集合場所に行くとマイクロバスが停まっており、
近くにいた日本人スタッフの方が声をかけてくれました。
マイクロバスに乗り、他に数ヶ所に寄って
参加者をピックアップしたところで出発です!
この日のお客さんは私たちを含めて7人と少なめでした。
ガイドさんはお話上手でオーストラリアのこと、
コアラのこと、カンガルーのこと、ユーカリのことなどなど
いろいろな豆知識を披露してくれあっという間に時間が過ぎました。
途中、トイレ休憩を挟んでシドニーから2時間ほどで
一つ目の目的地に到着です!
柵のない展望台、キングス・テーブルランドを観光
このツアーは全体的に前衛的だったのですが、
早速初っぱなからすごいところに連れていってくれました。
公共交通機関はもちろん、
観光バスも大型バスでは来ることができない、
キングス・テーブルランド(正式にはリンカーンズロック)です!
柵のない展望台で、
天気のいい日には青く霞がかったユーカリの森、
ブルーマウンテン一帯を見渡すことができます。
1年の3分の1は霧が出ているというキングステーブルランドですが、この日は晴天でよかったです。
交通の便がとにかく悪いので観光客はとても少ない穴場です。
このときは私たち7名とガイドさんしかいませんでした。
ブルーマウンテンという名の通り、言われてみると確かにユーカリの森が青く霞がかって見えました。
ガイドさんからの豆知識によると、これはユーカリ葉の油由来の色なのだそうです。
日本の山とも、先日まで滞在していたケアンズの熱帯雨林とも異なる、
幻想的な森の景色でした。
柵がなく、崖の上というのが開放的でもあり恐怖でもありました。
崖から落ちたら間違いなく命はないでしょうね。
崖に座って記念撮影するのが醍醐味ではありますが結構怖かったです。
30分ほどブルーマウンテンの絶景を楽しんだら再びバスへ。今度はエコーポイントを目指します!
ブルーマウンテンズの名所、エコーポイント
キングス・テーブルランドからエコーポイントまでは約15分ほど。
こちらはブルーマウンテンズの有名な観光スポットです。
広い展望台からブルーマウンテンズの奇岩、スリーシスターズを見ることができます。
キングス・テーブルランドとは打ってかわって
こちらはきれいに整備された展望台です!
スリーシスターズは展望台の先で見ることができます。
キングス・テーブルランドで圧巻の景色を見た後だったので
感動は少し小さかったですが笑
これが有名なスリーシスターズです。
ここではちょっと長めに50分弱の滞在でした。
展望台のそばには、小さなカフェがあり
ゆっくりコーヒーを楽しむこともできます。
私たちはここでフラットホワイトとラテを注文してテラス席で楽しみました♪
フラットホワイトはオーストラリアやニュージーランドで主流のコーヒーの飲み方で、
ラテよりミルキーで優しい味わいでした♪
フラットホワイトとラテの読み比べ記事はこちらです。よろしければ合わせてどうぞ↓
【オーストラリアのコーヒー】ラテとフラットホワイトの違いは?飲み比べレポート>>
野生のカンガルー&ワラビー探しへ!
エコーポイントからバスで1時間。
次はキャンプ場の広場で野生のカンガルー探しです!
寒い気候を好むカンガルーは
冬期には探さなくても沢山見られるそうですが
このときは春だったので森に踏み込んで探しに行きました。
広場にはいませんでしたが(フンは沢山落ちていたんですけどね)
森を探すと数匹のワラビーが!
ワラビーはカンガルーより体が小さいのですが、
もっと簡単な見分け方は額に黒いラインがあるかないかです!
黒いラインがあるのがワラビーです。
つまり上の写真はワラビー。
しばらく森を散策していましたがカンガルーはなかなか現れず。
諦めて広場に戻ったところで、最後の最後に姿を現してくれました!!
ピョンピョンと跳ねるカンガルージャンプも見せてくれました。
なんと子連れカンガルー!
お腹のポケットから子供が顔を出して
母親と一緒に草を食べていました!
とってもかわいかったです。
カンガルーってなんとなくムキムキマッチョで
かわいくないイメージでしたが
オーストラリアのカンガルーは体も小さくとてもキュートでした。
ジェノランケーブスハウスで昼食
お次は3億5000年の歴史をもつ鍾乳洞、ジェノランケーブへ!
鍾乳洞探検の前にランチタイムです。
ランチ付プランだったのでジェノランケーブの入り口手前にあるレストラン、
ジェノランケーブスハウスでのランチ。
レトロな雰囲気が素敵でした。
普段はディナーしかやっていないこのレストラン、
IECオセアニアのツアーでは特別にランチの時間に入ることができます。
広いホールに、お客さんは我々しかいません笑
メニューはフィッシュ&チップス、ミートパイ、キッシュのなかから一つ選ぶことができました。
どれもかなりボリューム満点の食事で、
夫はフィッシュ&チップス、私はミートパイを選びましたが
どちらも食べきれず。
とりあえずポテトの量がすごかったです。
ランチは終わった人から自由時間。
周辺を散歩したりお土産屋さんを覗いたりして過ごしました。
ジェノランケーブ付近を散策。野生のトカゲにも遭遇
昼食のあとは少しだけ時間があったのでジェノランケーブ周辺を散策して周りました。
先ほどバスで通ったジェノランケーブ入り口は、
バスがギリギリ通れるほどの岩の間。
ここを出るとエメラルド色の池があります。
池だけでも綺麗なのですが、ガイドさん曰く、なんとここにはカモノハシが生息しているのだとか。
ただし残念ながらカモノハシは夜行性なので昼間に姿を見ることはできません。
この池の周辺を歩いているとなんと野生のトカゲが!
ウォータードラゴンというオーストラリア東部に生息する種類のようです。
大人しく、結構近づくことができました。
ジェノランケーブ入り口の方にもどると、かわいらしい赤い小鳥もいました!
こちらはクリムソンロゼラというオウムだそうです。
オーストラリアでしか見れない珍しい野生の動物を見ることができすでに大満足ですが、これからが本番。
いよいよジェノランケーブツアーです!
世界最古の鍾乳洞、ジェノランケーブツアー!
世界最古の鍾乳洞がオーストラリアにあるってご存知でしたか?
あまり有名ではないですよね。
それもそのはず。
2006年まではここではなくアメリカの鍾乳洞(カールスバット)が最古と考えられてきたのです。
その時まで最古と考えられてきたこのアメリカの鍾乳洞の歴史は9000万年でした。
9000万年だって十分古いのに、
2006年、ジェノランケーブはその9000万年の遥か上をいく
3億4000万年の歴史があることが判明したのです。
3億4000万年前から形成されてきた鍾乳洞を探検できるのはワクワクです!
ジェノランケーブ内部は、ツアーでのみ見学可能。
現地で30分おきに開催されているツアーで、
1ツアーにつき、複数ケーブあるうちの1ケーブを見学可能。
ですがIECオセアニアのツアーではなんとオリジナルツアーを実施しており、
通常は別々のツアーでなければ入れない
オリエントケーブとテンプルオブバールの2つのケーブを
裏道を通って見学することができるのです!!
前置きが長くなりましたが入り口へ。
岩壁に取り付けられたこのドアからジェノランケーブツアーのスタートです!
まずはオリエントケーブへ案内してくれました。
オリエントケーブはいちばん人気でメジャーなケーブです。
ベーコン状の鍾乳石、アイスクリーム状の鍾乳石、イソギンチャクのような鍾乳石(ヘリクタイト)など、
辺り一面あらゆる種類の鍾乳石に囲まれ、まさに息を飲む光景でした。
ガイドさんは鍾乳洞の知識が深く、
見学ツアー中熱く解説してくれ、とても勉強になりました。
下の写真はジェノランケーブのシンボルマークのモデルになった鍾乳石です。
1時間のツアーでしたが歩くところどこをみても鍾乳石。
ガイドさんの解説も面白く、あっという間に過ぎてしまいました。
続いてはテンプルオブバール、悪魔の寺院。
オリエントケーブとテンプルオブバールの間の裏道は
傾斜の急な梯子や狭い階段のある狭く険しい道のりで、
観光客用ではないことが嘘ではないことがよくわかりました。
テンプルオブバールには天井の高い空間があり、
ここでの音響がすばらしいため音楽を流してくれました。
なんとここで挙式することもできるのだとか。
場所代は意外にお安く約3万円なのでそうです。
悪魔の寺院で結婚式って。。。という気もしますが
実際に挙式した方もいたらしいです。
テンプルオブバールの名の由来は、
このホール状の洞窟の天井に悪魔のような鍾乳石が
こちらを見下ろしているように見えるためなのだとか。
言われてみると確かになんかいるように見えました。
日本人にとっては仏像のような感じにも見えましたが。
ツアーの最後にはこんな鍾乳石も。
注目は左の鍾乳洞。何に見えるでしょうか?
実はこれ、当時の作業員の方か置き忘れた飲み物の瓶に
ちょうど石灰を含んだ水がポタポタ垂れ、
鍾乳石になってしまったのだそうです。
このエピソードもガイドさんが教えてくれました。
テンプルオブバールも1時間のツアーなので
ジェノランケーブツアーはトータル2時間。
はじめは長いと思っていましたが圧巻の光景と
ガイドさんの解説が面白く、
本当にあっという間に過ぎてしまいました。
次は最後の目的地、秘密の展望台です。
秘密の「プルピットロック展望台」
ツアーの最後は秘密にしたくなるような絶景の穴場展望台、
プルピットロック展望台です。
展望台までは短いトレッキングコースとなっており、
起伏のある道のりです。
途中階段も続き、息切れしながらたどり着いた先は
断崖絶壁の展望台!
心もとないながらも柵はついていますが、
「よくこんなところを見つけたな」と思ってしまうほどの秘境感。
標高も高いので風がとにかく強く、吹き飛ばされそうでした。
この展望台の先からの景色は絶景でした!
高所による恐怖感が強風であおられることにより増長され、
景色を楽しむ余裕があまりなかったのも正直なところですが笑
ブルーマウンテンズの新鮮でさわやかな空気をたくさん吸って、
ほどよいトレッキングもでき、
気持ち良い旅の終わりを迎えることができました。
ルーラ(Leura)でのトイレ休憩
お洒落なまち、ルーラ。
ブルーマウンテンズのツアーによってはルーラ散策も行程に含まれている場合もありますが、
今回利用したIECオセアニアのツアーには残念ながら含まれていません。
ですがシドニーに戻る前、最後のトイレ休憩としてルーラに立ち寄ります。
すでにお店も閉まっている時間で、休憩時間も10分ほどしかないので見て歩くことはできませんが。
ちょっとだけ周って急いでバスに戻りました。
シドニー市内到着
大充実のツアーもこれで終わりです。
19:00ごろ、シドニー市内に戻ってきました。
バスの下車場所は滞在先のホテル付近でも、
サーキュラーキー(オペラハウスのあるところ)付近でもokです。
私たちは夕食にガイドさんお勧めの「オイスターバー」に行こうと、
サーキュラーキーで降ろしてもらいました。
このときは10月中旬でしたが19:00頃でもまだ少し明るく、
夕暮れ時のオペラハウス、ハーバーブリッジを見学。
黄昏時の空にオペラハウスとハーバーブリッジがよく映え、
とても素敵でした。
最後に
IECオセアニアの「山ツアー」は本当に大充実でした。
ブルーマウンテンズや世界最古の鍾乳洞の絶景は
お腹いっぱい見ることができましたし、
野生のカンガルーやワラビーに癒されたり
断崖絶壁の展望台に恐怖したり
ミニトレッキングで心地よいひと汗をかいたり
と、終始刺激がいっぱいで疲れを忘れて夢中になっていました。
とくに日本人ガイドさんがお話上手で知識も豊富。
バスでの移動中もたくさんのオーストラリアにまつわる知識を披露してくれました。
これからシドニーに行く方には心からお勧めのツアーです!!
こちらから申し込みできます!↓
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